進研模試対策

こんにちは。福島県の高校の某生徒です。

 

今回が初の記事執筆となります。よろしくお願いします。


さて、今回は『進研模試』の対策方法について解説していきたいと思います。

 

進研模試とは、ベネッセコーポレーションが実施している模擬試験であり、一回の受験者数は数十万人にも及びます。すごいですよね。

 

『定期テストでは点数がとれるのに模試になるととれない。』『模試の偏差値が上がらなくて困っている。』

そういう方、多いんじゃないでしょうか。

 

しかし、きちんと対策すれば、進研模試でも点数をとることができます。

 

ここでは、僕が実際に偏差値80まで到達できた方法を赤裸々に語っていきたいと思います。

 

なお、この記事は高校1年生、高校2年生向けの進研模試を参考に執筆していますので、あらかじめそれを踏まえた上でお読みください。


過去問を解く

まず前提として言っておきたいことは、『進研模試は毎年同じような内容が出ている』ということです。

 

それはなぜか。進研模試のような大手模試は、毎回同じぐらいの難易度にしなければなりません。そうでなくては、受験者の成績の推移を正しく表したり、正確な大学の合格判定が出せないからです。

 

そこで模試制作側はどうするか。ずばり、毎年同じ形式で似た問題を出します。

 

そうすれば、難易度や平均点を一定に保つことが出来ます。

 

つまり、模試の一番の対策方法は、『過去問を解く』ということです。

 

『過去問と同じ問題なんか出ないんだから、意味ないじゃ~ん。』という方もいるかもしれません。

 

しかし、模試本番の前に、そっくり同じ形式で似た問題で解ける、ということを考えれば、十分にやってみる価値はあるのではないでしょうか。

 

過去問の手に入れ方としては、

 

学校の先生に尋ねる。

 

学校の資料室を探す。

 

などがあります。メルカリなどでも販売している人はいますが、比較的割高ですし、あまりおすすめしません。

 

しかし、過去問に頼りすぎてしまうと、偏った結果、すなわち進研模試に特化した結果が出てしまい、本来の自分の実力が正しく結果に現れなくなってしまうかもしれません。あくまで、過去問は解くにしても1~2年分にしておきましょう。あまり解きすぎてしまうと、かえって模試を受ける意味がなくなってしまいます。

 

過去問は成績を上げるためのものではなく、自分の勉強した成果を模試本番で十分に発揮できるようにするためのもの、ととらえましょう。

 


次に、進研模試の問題の特徴を紹介した後、各教科の対策方法などを書いていきたいと思います。

 

進研模試の特徴

・全体的に難易度は高くない。大手模試の中では最も易しく、教科書レベルの問題が多い。

 

分からない問題でも必ず何かは書いておくべき。採点基準は比較的甘い。

 

教科書レベルの問題が多いので、どこの単元でつまずいているかが分かりやすく、弱点の単元を見つけるのに最適。

 

国語

平均点は高く、問題も明らかな難問はないため、ある程度の点数はとりやすい。しかし、必ずしも難易度が低いとは言い切れず、高得点はとりにくいのが進研模試の国語です。

 

【対策】

はっきり言って、進研模試の国語だけに通じるような対策はないので、基本的な国語の学習と同じようにやるのが一番です。以下に、最も早く点数に繋がる対策を記しますが、国語の学習はそれだけでないことを踏まえて読んでいただけたらなと思います。

 

現代文は、本文に根拠を持って解答することが大事です。

 

 本文に書かれていないことは出題できません。(もしそんなことをしたら後からクレームが来ますよね。

『こんなこと文章のどこにも書かれていないじゃないか!』と。)

 

 だから、解答に迷ったときは、まず本文の中からヒントはないか探してみましょう。

 

古典は、授業でやった単語、文法、句法などをしっかり復習しておくのがポイントです。

 

 授業でやったことが模試では出やすいです。模試は定着度を確認するためのテストでもあるので、当然、出題者側も、『既にどの学校でも教えたであろう事項』をある程度問題にするのです。

 

数学

最も点数が安定しやすい科目です。先に挙げた通り、進研模試の数学は一旦対策を行ってしまえば、点数を安定させることができます。

ちなみに各種模試の数学の中では最も難易度が低いです。

 

【対策】

まずは教科書を完璧にしましょう。これだけで偏差値60は簡単にとれます。

いくら模試といえども、基本的な問題は数多く出題されます。そこを取りこぼさないようにするのが大切です。

分からないところは先生や友達に聞くなりして、しっかりと内容を定着させましょう。

 

次に、応用問題を解けるようにしましょう。進研模試のレベルに限っては、学校で使用している問題集+過去問で満点が狙えます。

応用問題も所詮はパターンです。ある程度決まった形で出題されることが多く、難問に見えてもそのパターンをちょっと捻っただけにすぎないことばかりです。(最も、難関大になると話は少し変わるのですが。。。)

ですので、色んな問題に触れ、『解き方』をたくさん覚えていきましょう。

 

進研模試頻出の内容として、『2次関数の最大・最小』『正弦定理と余弦定理』などがあります。これらは基礎から応用まで出題されますので、『時間がないよ~。』という方も、模試前に問題集などで優先的に復習しておくことをおすすめします。

 

それ単体では出題されなくとも、他の分野に繋がっていることも多いです(特に二次関数)。

 

また、2年生では『式と証明』のところなどは確実に点数を取りたいですね。どちらかというと計算力が要求されるため、計算ミスによる取りこぼしは避けたいところです。

英語

変わった問題は少なく、難易度も標準的です。極端な難問はありませんが、易しい問題は少ないような印象を受けます。英文和訳の難易度が低いですが、文法や英作文の難易度がやや高いといった感じがありますね。

 

【対策】

過去問を解きましょう!

進研模試の英語は制限時間が意外にタイトです。少なくとも1回は過去問に取り組んでおかないと、本番で時間切れになることはざらにあります。

ですから、あらかじめ大まかな時間配分をイメージした上で、試験に臨むようにしましょう。

 

また、英語は積み重ねの教科です。出やすい問題があるとはいえ、やはり日々の学習の積み重ねが点数となって出てきます。普段の授業や小テストを確実にこなしていくことが、一番の対策ではないでしょうか。

 

筆者が心がけていることとしては、『英語を英語のまま理解する』ということがあります。

たとえば、『I have a pen.』という文章を見て、いちいち『私は一本のペンを持っています。』と訳しながら読んだりはしません。英語を見てそれがどんな状況かイメージしながら読んでいます。

こうすることで、読解のスピードも上がるはずです。

 

その他

ここでは進研模試の平均点などを簡単に紹介しておきたいと思います。模試受験の際の参考にしてください。

 

平均点はそのときによって変わりますが、おおむね110/300点程度です。4割弱ですね。低いときは100点を切ることもありますし、逆に120点を超えることもあります。しかし、そこまで大きなばらつきはありません。

 

また、全国TOP10を狙うなら目安は280/300点、TOP100を狙うなら270/300点です。ここまで来るともうなんなんだって感じですよね。...!


おわりに

まずはここまでお読みいただきありがとうございました。

 

これであなたも、『進研模試』についてより詳しく分かったのではないでしょうか。

 

この記事が勉強をする上で少しでも役に立ったならば幸いです。

 

それではまた、別の記事で会いましょう!